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■製品レビュー
(周辺機器)
TA/ルータ/無線LANほか


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ブロードバンドルータ完全ガイド 広帯域を使い尽くすための強い味方「ブロードバンドルータ」を極める
ブロードバンドルータ完全ガイド

Printable Version 2001年8月2日

ADSLやCATVを利用したインターネットアクセスサービスが普及するに伴い、ブロードバンドルータの新製品が続々登場してきた。そこで今回はブロードバンドルータの基本的な働きと、製品選びの決め手となるポイントについて解説しよう。
※月刊ASCII Digital Buyer8月号より転載。

本文中の実売価格は、デジタルバイヤー編集部が2001年6月上旬に調べた店頭価格を元に算出したものです。時期によって価格が変動している場合がありますので、あらかじめご了承ください。

ブロードバンドルータは何をしている?

標準的なブロードバンドルータが装備する前面のインジケータおよび背面の端子類。フロントには電源ランプのほか、WAN側回線およびLAN側回線の通信状態を示すLEDインジケータを装備しており、点灯と点滅、LEDの色の違いなどにより動作状態を把握できる。背面にはケーブルモデムやADSLモデムを接続するためのWAN側接続ポート、PCなどをLAN接続するためのポートを搭載している。WAN側ポートは高速なスループットを謳う機種では10BASE-T/100BASE-TX対応のものを搭載しているが、これらはNTT東/西日本が提供する「Bフレッツ」などより高速なサービスを利用する場合には必要となるものの、「フレッツ・ADSL」や一般的なケーブルインターネットサービスでは多くの機種が採用している10BASE-Tで充分なパフォーマンスが得られるだろう。LAN側ポートは現在ではほとんどの機種で10BASE-T/100BASE-TX対応となっており、4ポート程度のスイッチングハブ機能を内蔵しているのが一般的だ。
 CATVやADSLによるインターネットアクセスサービスを利用していて、しかも家には複数のPCが存在している。ブロードバンドルータを使えば、LANでつないだすべてのPCがインターネットにアクセスできるようになることもわかっている。では、どのブロードバンドルータを買えばいいのだろうか? それにはまずブロードバンドルータの働きを理解しておこう。

 すでにPCをLANでつないでいるユーザーなら、プライベートIPアドレスやグローバルIPアドレスという言葉を聞いたことがあるだろう。「IPアドレス」はネットワークでつながったPCを特定するための住所のようなものだ。重複しているとPCを特定できなくなってしまうため、ネットワークにつながるPCにはすべて別々のIPアドレスを割り当てなければならない。ところがIPアドレスには32bitのアドレス空間しかなく、ネットワークに接続しているすべてのPCに個別のIPアドレスを割り振れるほど余裕がないのが現状だ。いわゆる“IPアドレスの枯渇”というやつである。
 そこでインターネットに直接つながっているPC(PCだけでなくあらゆるコンピュータやネットワーク機器すべて)にだけ“個別のIPアドレス”を割り振り、家庭内LANのような閉じたネットワークでは“好き勝手に割り振っていいIPアドレス”が用意されている。前者が「グローバルIPアドレス」で後者が「プライベートIPアドレス」である。

 プロバイダから複数のグローバルIPアドレスの割り当てを受けていて(IPアドレスごとに追加料金が必要になるのが一般的)、各PCにグローバルIPアドレスを割り振っているなら、PCをつないでいるハブにADSLモデムやケーブルモデムをただ単に接続するだけで、すべての端末からインターネットにアクセスすることが可能になる。
 ただし、この場合は“もはやLANではない”という点に注意したい。自分では家庭内にプライベートなネットワークを構築しているつもりでも、実際にはすべての端末(PC)がインターネットに直結している状態にあるのだ。ファイアウォールのような機能はどこにも用意されないことになるので、個々の端末ごとにきっちりとセキュリティ対策を行わなければならない。

 一方、プライベートIPアドレスを使って構築したネットワークはインターネットと直接接続できない。なぜならプライベートIPアドレスの割り振られたPCがインターネット上のたとえばWebサーバにアクセスしても、そもそもそのIPアドレスを持った端末はインターネット上には存在しないはずなので、WebサーバはそのPCがどこに存在しているのかわからずデータを送り返すことができないのである。この“本来なら宛先不明になってしまうパケットがきちんとそのPC宛に届くようにする”というのがブロードバンドルータの仕事だ。




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