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見やすい、録りやすい、使いやすい “地デジパソコン” はこれだっ Part.3 (富士通/日本電気/ソニー/日立製作所) (2006年3月6日)
見やすい、録りやすい、使いやすい “地デジパソコン” はこれだっ Part.2 (富士通/日本電気/ソニー/日立製作所) (2006年3月3日)
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HDC-7 パソコンを感じさせないパソコン
HDC-7
オンキヨー
オープンプライス(予想実売価格:25万円前後)
http://www.jp.onkyo.com/
http://www.e-onkyo.com/


Printable Version 2006年5月11日

オンキヨーから同社初のパソコン「HDC-7」が発売された。米インテル社が提唱する“Viivプラットフォーム”に対応したAVパソコンで、OSにはWindows XP Media Center Edition 2005(以下Windows MCE)を搭載。リビングに違和感なく設置できるデザインと、離れた場所からリモコンで操作するための“10フィートGUI”による家電機器と親和性の高い操作感が特徴となっている。

オンキヨーのAVアンプ「TX-SA803」と並べたところ。非常に調和したデザイン。なお、国内モデルはシャンパンゴールドだが、北米仕様ではブラック。「要望があれば、シルバーなど他色の開発も積極的に対応していきたい」という。なお、写真では撮影のために重ね置きしているが、放熱の問題もあり、実際に設置する際には重ね置きしないほうがいいだろう。

パソコンとAV機器の融合は次のフェーズに入ったか?

 パソコンとAV機器の融合をテーマとした製品の歴史は意外に古く、国産機では1982年に発表されたシャープの“X1”シリーズ当たりにまで逆上れるのではないかと思う。もっともそれが現実的に“使えるもの”となり始めたのはごく最近のことだ。

 現在のパソコンにはテレビ録画機能など、AV機器的な側面があたり前のように搭載されているが、リモコンだけで完結できるシンプルな操作性や、リビングと完璧に調和する外観を持つパソコンはいまだ登場していない。そういう意味で融合は発展途上の段階にあると言えるだろう。

 オンキヨーの「HDC-7」は、今年1月の“2006 International CES”で参考展示され、5月25日の発売が予定されているリビングルーム向けパソコン。テレビ機能も持つ製品だが、筆者はいわゆる“テレパソ”とは少々毛色の異なる製品だととらえている。映像よりは音楽の部分により重点を置いた製品に見えるからだ。同時に“AV機器とパソコンの融合”に質が問われる時代が来たことも感じた。利便性やスペックはもちろんだが、音質や仕上げも重要な要素になったのではないだろうか。

背面端子。オーディオ関係では、HD Audio対応の7.1chアナログ出力と、VLSC対応の2ch出力に注目。

 HDC-7はテレビ視聴も可能だが、25万円という高価な価格設定にも関わらずデジタルチューナーは搭載していない。一方で、音質や筐体の質感には並々ならぬ開発者のこだわりを感じさせる。

 本体には、同社のアナログ出力にこだわったサウンドカード「SE-150PCI」をベースにカスタマイズされた専用のサウンドカードを搭載。同軸と光角型のデジタル出力端子、および2系統のアナログ出力を装備している。うちアナログ1系統は7.1ch出力で、インテルが提唱する“HD Audio”に準拠する。アナログのもう1系統は2ch出力で、オンキヨー独自のVLSC(Vector Linear Shaping Circurity)回路を経由する。VLSCはD/A変換時にパルス性ノイズを除去し、よりピュアなアナログ出力を可能とする技術だ。


冷却ファン。底面から吸気してエアフローでシステム全体を冷却する仕組み。

 筐体にも音響メーカーならではのノウハウが凝縮されている。冷却ファンにフローティング構造を採用し、共振に強いシャーシーとしたほか、防振材や制震テープを利用して、冷却ファンやドライブ類の振動が音声や映像信号に悪影響を与えないよう配慮している。

 静粛性も高く、騒音レベルはDVD再生時で25dBと、パソコンとしてはかなり低いレベルに抑えられている。アルミ合金製の高品位な外観もAV機器そのもので、安っぽさを感じる若干興ざめな“Viiv”ロゴのシールがなければ、パソコンであるとは気付かないほどだ。

ドライブには制震テープが貼られ、共振を抑制している。ちょっとした部分にもノウハウがあるようなので、下手にいじらないほうがいいだろう。
マザーボードはインテル製の「D945GSU」。メモリースロットは空いているが、拡張スロットは埋まっている。とりたてて内部にアクセスする必要もない。

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