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Pentium 4-1.8GHzベンチマーク Pen 4 vs. Tualatin-S vs. Athlon 最新CPU3種の実力を検証する
Pentium 4-1.8GHzベンチマーク
インテル

Printable Version 2001年7月4日

Intelから「Pentium 4-1.8GHz」が登場した。デジタルバイヤー編集部では早速ベンチマークテストを実施し、AMDの最速CPUであるAthlon-1.4GHzとの性能比較を行った。また、今回は、サーバ向けの“新PentiumIII”「PentiumIII-S-1.13GHz」も入手できたので、そちらのパフォーマンスもあわせて検証していこう。

PCメーカーのニーズに応え
Pentium 4のラインナップを拡充

新たに追加された最高クロックのPentium 4-1.8GHz。CPUコア電圧は1.75V。
 Pentium 4のラインナップに2種類のクロックが追加された。最高クロックとなる「1.8GHz」、そして1.5GHzと1.7GHzの間を埋める、「1.6GHz」である。実は、この1.8GHzと1.6GHzはともに、この春までのPentium 4の(予想されていた)ロードマップにはなかったクロックで、当初は1.7GHzの後は一気に2GHzになるとされていた。Intelによれば、OEM、つまりPCメーカーからはPentium 4に関して「もっとクロックのバリエーション、選択肢が欲しい」という要望があり、それに応えたものとのことである。ちなみに、今回の発表の場で「Pentium 4-2GHzのデビューは2001年第4四半期を予定している」ことも明らかにしており、こちらは当初の予定(第3四半期)よりやや遅れる模様だ。

 1.6/1.8GHzともにパッケージ、ソケットといった物理的な仕様は従来製品と変わらず、OLGA(Organic Land Grid Array)を上に載せたPGA(Pin Grid Array)パッケージで、ピン数は423ピン(Socket423対応)。駆動電圧は、1.7GHz版と同じ1.75V、消費電力(熱設計電力=TDP)は66.7W。従来と共通の0.18μmプロセスルールで製造され、このタイミングではステッピングの変更も行われていない。
 1.7GHz登場した2001年4月末以来、2カ月あまりという短い期間での最高クロック更新だが、更新幅は100MHz、約6%というわずかな向上である。もっとも、100MHzのクロック向上を「わずか」と感じてしまうところ自体が凄いことなのだが、いまひとつインパクトに欠けるのは否めない。ただ、先月にAMDもAthlon-1.4GHzをリリースしており、最速競争の行方が少しばかり気になるところではあるだろう。



2次キャッシュ容量が512KBに増量されているPentiumIII-S-1.13GHz。0.13μmプロセスルールで製造されており、CPUコア電圧は1.45V。
 Pentium 4が100MHzのクロック向上を果たすまでの間に、PentiumIIIに関しても、少し動きがあった。従来のFC-PGAにIHS(Integrated Heat Spreader:熱拡散装置)をかぶせた形となる「FC-PGA2」パッケージのPentiumIIIが登場したほか、そのFC-PGA2パッケージを採用し、かつ0.13μmプロセスルールで製造される新しいPentiumIII(開発コードネーム=Tualatin)が登場している。しかも現在市場に流通しているのは2次キャッシュが、従来256KBから512KBに増えたものだ。このCPUに対して、Intelではサーバ/ワークステーション向けのCPUとして「PentiumIII-S」という新たなネーミングを与えている。
 なお、Intelからはリリースが出ていないが、Developer向けデータシートを見ると、Pentium 4-1.8/1.6GHzと同じタイミングで2次キャッシュを256KBにしたFC-PGA2パッケージの「1.13AGHz」「1.2GHz」のPentiumIII(Tualatin)も追加されている。デスクトップPCには主にこちらが採用されると思われる。



新PentiumIII(Tualatin)対応を謳っているGigabyte製マザーボード「GA-6OXET」。チップセットはi815EP(B-Step)。
 TualatinコアのPentiumIIIのソケット仕様は従来と同じSocket370であるが、FSBのシグナルテクノロジとして、従来の「AGTL+」に変わって、スレショルド電圧(デジタルデータの論理値「0」あるいは「1」を判別するための電圧レベルのこと)を低くした「AGTL」を採用している。このため、従来のPentiumIII/Celeron用チップセットを搭載したマザーボードでは利用できない。「i815EP B-Step」あるいは「Apollo Pro266T」など、AGTLに対応したチップセットを搭載したマザーボードが必要になる。
 今回はi815EP B-Stepを搭載したGigabyteの「GA-6OXET」を利用したが、現在のところ対応CPUの中に「PentiumIII-S」と、はっきり明示しているマザーボードは筆者の知る限り存在しない。PentiumIII-Sは、TualatinコアのPentiumIIIとはキャッシュ容量以外の相違点はなく、今回のテストでも問題なく動作したが、結果についてはあくまでも参考程度にご覧いただきたい。




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