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(情報家電&AV機器)
デジタルカメラ


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LUMIX DMC-FZ50 ついに1000万画素機になった本格撮影志向の“LUMIX”
LUMIX DMC-FZ50
松下電器産業
オープンプライス(実売価格:7万3000円前後)
http://panasonic.jp/dc/

Printable Version 2006年9月13日

「LUMIX DMC-FZ50」
松下電器産業の「LUMIX DMC-FZ50」。

 光学式手ぶれ補正を搭載し、コンパクトながら使い勝手のよい高倍率望遠デジタルカメラ“LUMIX FZ”シリーズにも、ついに1000万画素機が登場した。「DMC-FZ50」は、2005年7月に発表された「DMC-FZ30」を高画素化した後継機に当たる(関連記事)。

本体前面
シャッターボタン前には電子ダイヤルを装備する。平面状のグリップ上面からダイヤルやシャッターボタンが飛び出しているなど、ややクラシカルなデザインも採用されている。

 コンパクト望遠機というコンセプトを前面に打ち出して2002年10月に発表された「DMC-FZ1」は現在もそのコンセプトを受け継ぐ「DMC-FZ7」(2006年1月発表)が販売されているが、その派生系としてより本格的な撮影機能を搭載する「DMC-FZ20」(1/2.5インチ500万画素、2004年7月発表)やDMC-FZ30(1/1.8インチ800万画素)へと撮像素子を大型化し、より本格的な撮影を可能としてきた。DMC-FZ50はこの流れをくむ最新モデルで、撮像素子のサイズはFX30と同じ1/1.8インチながら有効1010万画素となった。

左側面
左側面はAF関連のレバーとワンタッチフォーカスボタン(MF時に使用)が配置される。ボディー側面のフタはインターフェース部。EVFのアイピースは後部に突き出しているため目に当てやすいものの液晶パネルを開いてウェストレベルで構えるときに角度によっては邪魔になることも。
右側面
グリップ部は指を掛けやすいように若干の凹凸があるものの基本的に垂直で構成され、シャッターボタンは前傾している。グリップ後端にはSDカードスロットともうひとつの電子ダイヤルが配置される。

 外観はFZ30を継承しており、太い鏡胴部と大きめのボディは一眼レフデジタルカメラのような操作感となっている。左側面にはAFモード選択レバー、鏡胴には手動ズームリングとフォーカスリングを持つなど、マニュアル操作での使いやすさに配慮されている。特にグリップ部の前後には2つの電子ダイヤルが配置されており、マニュアル露出モードではシャッター速度と絞り値を個別に操作可能だ。一眼レフデジタルカメラでも入門機の多くが電子ダイヤルを1つしか装備しておらず、シャッター速度と絞り値のいずれか一方は別のボタン(主に露出補正ボタン)を押しながらダイヤルを回さなくてはならないことを考えれば、2つのダイヤル装備はかなり使いやすい。

本体上面
グリップ部の突き出しとレンズとの間の空間が深いため、ホールド性は非常によい。本体上面にスライド式電源スイッチがあるのはLUMIXに共通の仕様だ。

 一方、背面のカーソルキー部分は露出補正やフラッシュモードがアサインされているなど、従来のLUMIXシリーズの操作性を継承しているところもある。こちらにも若干の改良が施され、カーソルキーの中央には“MENU/SET”ボタンが設けられた(従来はMENUキーが別にあって、右矢印で決定)。従来MENUキーのあった部分は“FUNCTION”というボタンとなった。FUNCTIONを押すと画面上にメニューバーが表示され、画素数や画質、ISO感度など、撮影時における基本的な設定を選択できるようになっている。全般的な設定項目を呼び出す“メインメニュー”と、撮影時向けのみのコンパクトな“ファンクションメニュー”を分ける方式は最近他社でも採用する製品が多く、同社のフルマニュアルデジタルカメラ「DMC-LC1」(2004年2月発表)では小さなジョイスティックを設けることで似た機能を採用していたが、FUNCTIONボタンとして独立させたのは同社としてこれが初となる。

背面
液晶パネルは下側のヒンジによって手前に180度、左右に270度回転するので液晶パネル側を本体に向けて閉じることも可能(搬送時の傷つけを防げる)。カーソルキー部分の撮影機能アサインは従来のLUMIXシリーズを継承している。この液晶画面は通常のステータス表示で、マニュアル露出モードにしているため画面下段にシャッター速度と絞り値と前後どちらのダイヤルを回せばよいのか分かるように表示されている。

 このほか、画像処理エンジンの改良によって起動時間とレリーズタイムラグを短縮するとともに、手ぶれ補正やホワイトバランスの精度向上、低ノイズ化が図られた。FZ30が最高ISO 400相当だったのに対してFZ50では最高ISO 1600相当まで設定可能となり、記録画素数は下がるものの画素混合によって最高感度を上げる“高感度モード”では最高ISO 3200まで増感される。画像認識技術によって画面内に動く被写体があれば自動的にISO感度を上げることで被写体ぶれを防ぐ“インテリジェントISO感度コントロール”も搭載された。

カードスロットと電池室
本体の右側面はSDカードスロット、下面には電池室が設けられている。

 液晶ディスプレーの表示には画面上に各種ステータスが重なって表示されない“画面外情報表示”(逆L字型)にも対応し、便利になった。特にEVF(液晶ビューファインダー)で見るときは被写体の上に各種情報が重なると見づらく、例え被写体そのものが小さく表示されてもすっきりとした表示になるのでありがたい。

液晶パネル
液晶パネルのヒンジが下側なので、ウェストレベル/ローアングル撮影にするときにもレンズに対する水平位置が変わらないという利点があるが、縦位置で撮るときには本体下側にして回す必要があり、三脚にセットした状態では使えないという難はある。

 また、バッテリーは従来機と同じリチウムイオン充電池だが、画素数や機能が向上しつつも省電力化が進んだことにより、FZ30の約280枚から約360枚へ大幅に向上しているなど、ボディー形状こそFZ30と大きな変更はないものの中身は大幅にチューンされている。

FUNCTIONメニューの画面
FUNCTIONボタンを押した状態の液晶画面。メインメニューとは別に撮影時用のメニューバーが表示され、電子ダイヤルで選択できる。
画面外情報表示モード
画面外(逆L字)情報表示モードを用いると被写体にステータスが重ならないためフレーミングしやすいのが利点。

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