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■製品レビュー
(情報家電&AV機器)
デジタルカメラ


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FinePix2800Z/FinePix2600Z 光学6倍と光学3倍ズームレンズ搭載のFinePixシリーズ入門機
FinePix2800Z/FinePix2600Z
富士写真フイルム
7万4800円(10月9日発売)/4万9800円(10月17日発売)
お客様コミュニケーションセンター 03-3406-2982
http://www.finepix.com/


Printable Version 2001年10月16日

富士写真フイルムの「FinePix2800Z」「同 2600Z」は、いずれも有効200万画素CCDを採用するFinePixシリーズの入門機だ。2800Zは光学6倍ズームレンズを搭載する望遠撮影向け、光学3倍ズームレンズ搭載の2600Zはスライド式レンズカバーを装備する携帯用と、方向性は異なるものの、CCDを初めとしたハードウェアや操作性に共通点が多い製品だ。

シンプルなユーザーインターフェイス

2800Z電源OFF
FinePix2800Zの右側面。グリップ部には円形のモールドがなされている。電源をOFFにしており、レンズは沈胴している(はめ込み式のレンズキャップが付属する)。

 「FinePix2800Z」「同 2600Z」は、いずれも有効200万画素CCDを採用する。同社お馴染みのハニカム配列ではなく、一般的な直交配置の正方画素CCDだ。この2機種は一眼レフタイプの2800Zに対し、いわゆるコンパクトデジタルカメラらしい2600Zと外観は大きく異なり、搭載するレンズも光学6倍(2800Z)と光学3倍(2600Z)、電源が単3×4本(2800Z)と単3×2本(2600Z)などの違いがある。しかし、スペックに共通する点は多く、操作系もかなり似通っており、姉妹機と言ってもよいだろう。



2600Z背面
FinePix2600Zの背面。右上にある横長の3つのボタンがカーソルキーで、中央ボタンの上下がズームレバーとなっている。

 両機種とも、操作モードを切り替えるダイヤルには撮影/再生/動画撮影の3つしかなく、フラッシュの発光やマクロの切り替えなどの操作はすべて液晶モニタにメニューを表示させて行う。背面のカーソルキーの上下がズームレバーを兼ねており、カーソル以外には基本的に「表示」「メニュー/OK」「キャンセル」の3つのボタンしかない(液晶ビューファインダを持つ2800Zにはモニタ表示切り替えスイッチがある)。背面の液晶モニタに表示されるメニューシステムは「FinePix A201」とほとんど同じで、液晶画面の下側にアイコン表示される項目とポップアップするサブメニューは明るい黄色や水色といった配色となっており非常にわかりやすい。

 入門機としては撮影機能が充実しており、動画撮影(2800Zは連続最大約60秒、2600Zは最大約20秒)、露出補正やホワイトバランス、セルフタイマ、フラッシュの各種発光モード、連写機能(最大4コマ、0.5秒間隔)などが指定可能だ。ただし、フラッシュモードのスローシンクロはあるもののシャッター速度(プログラムオートのみ)は最長1/2秒なので、夜景撮影には向いていない。また、いわゆるシーンモードの類は装備していない。



最大6倍ズーム搭載の高倍率望遠デジタルカメラ
――FinePix2800Z

2800Z
光学6倍ズームレンズを装備するFinePix2800Z。レンズ部の上にはフラッシュが内蔵される。なお、ストラップの留め具は両側面にあり、同梱するストラップは首からぶら下げるタイプのものだ。
2800Z前面
FinePix2800Zの前面。レンズ上の軍艦部など、全体的に滑らかな曲線で構成されている。ボディはツヤのある樹脂製で、やや滑りやすい。

 FinePix2800Zは、コンパクトなボディサイズながら光学6倍ズームレンズ(38〜228mm相当)を備え、望遠に強いのが特徴のデジタルカメラだ。沈胴式レンズとグリップが前方に突き出しているためデコボコとしたフォルムとなっているが、角の取れた丸みを帯びたデザインとなっているため、さほど無骨な印象は受けない。本体サイズが95(W)×71(D)×77(H)mmと立方体に近い形状で、グリップや鏡胴を両手で持つとすんなりと手の中に収まる。



2800Z背面。基本的な機器配置は2600Zと同様だ。液晶ビューファインダと液晶モニタの間に切り替えスイッチがある。
FinePix2800Zの背面。

 入門機としてはめずらしく液晶ビューファインダを装備しており、背面の1.8インチカラー液晶モニタとの間にあるスイッチで切り換えて利用する(メニューなど表示内容は同一)。なお、電源を投入した直後は、撮影時は液晶ビューファインダが、再生時は液晶モニタがデフォルトで点灯するようになっている。



2800Z上面
FinePix2800Zの上面。ズームレンズとグリップが突き出したデザインは本格的な中級機のようだ。なお、沈胴式レンズは写真の位置まで伸張するが、ズーム動作時は鏡胴内でレンズが動くだけなので、鏡胴の動作はない。

 実際に使ってみると、光学6倍ズームという望遠撮影機能は非常に重宝するが、同時に手ぶれのしやすさが気になる。レンズの開放絞り値も広角側でF2.8と、それほど明るいわけではなく、ズームすると露出不足となりシャッター速度も低下する。明るさが足りないときには液晶モニタ/ビューファインダに手ぶれ警告が表示され、また液晶ビューファインダを使ってアイレベルで構えれば多少ぶれにくくはなるものの、手持ちでの望遠撮影は昼間の屋外でなければ難しいだろう。



2800Zスロット
FinePix2800Zの電池スロットは右側グリップ部に、スマートメディアスロットは左側に配置されている。

 同じくコンパクトな望遠ズームデジタルカメラとしては、オリンパスの「CAMEDIA C-700 Ultra Zoom」(光学10倍)や、カシオの「QV-2900UX」(光学8倍)がある。C-700ではISO800相当、QV-2900UXではISO320相当までCCD感度を上げられるのに対し、2800ZではISO100相当のみとなっている。CCD感度を上げるとノイズが増えるので、2800Zは画質を優先させたとも考えられるが、少々ノイズが載っても手ぶれした画像よりはマシという人もいるだろう。できればISO感度の設定機能がほしかった。




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