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■製品レビュー
(情報家電&AV機器)
デジタルカメラ


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QV-4000 400万画素クラスの実力派デジタルカメラ
QV-4000
カシオ計算機
オープンプライス
0570-088902
http://www.casio.co.jp/


Printable Version 2001年8月1日

カシオ計算機の「QV-4000」は、413万(有効398万)画素1/1.8インチ原色CCDと、キヤノン製の光学3倍ズームレンズを装備し、豊富な撮影機能と高い操作性を持つQVシリーズの最上位機である。

400万画素クラス専用新設計ボディ

電源を入れると沈胴式レンズが伸張する。電源ONから撮影可能になるまでは6〜7秒かかる。

 400万画素クラスのデジタルカメラが相次いで発表され、各社の上位モデルがリプレイスされる中に投入されるカシオ計算機のQV-4000は、ソニー製413万(有効398万)画素CCDと、キヤノン製光学3倍ズームレンズを組み合わせた同社デジタルカメラの最上位モデルだ。なお、CCDメーカーを公表しているところは他社では少ないが、現状の400万画素クラスのデジタルカメラのほとんどは本機と同じソニー製CCDを採用している。

 400万画素クラスのデジタルカメラとしては、オリンパスの「CAMEDIA C-4040ZOOM」やソニーの「Cyber-shot DSC-S85」、東芝の「Allegretto M81」などがあるが、C-4040ZOOMやS85が従来の300万画素クラスのボディを採用しているのに対し、QV-4000は新型ボディと新開発の処理LSIを採用するなど、意気込みがうかがえる製品だ。


重厚なデザイン

上面には2つのダイヤルとシャッターボタン、モノクロ液晶などを備える。液晶に表示されるシャッター速度や絞りは銀塩カメラ的で便利だ。

 QV-4000の本体は、箱型ボディの左側にオフセットされたレンズを持つ、デジタルカメラとしては一般的なスタイルを採用する。外観写真からもわかるように、背面の液晶部が盛り上がって厚みがあり(レンズ根元から液晶部まで約54mm)、記録メディアであるCFカードが縦方向に装着する(スロットのあるグリップ部は約53mm)など、本体はほかのデジタルカメラに比べてもかなり厚めだ。しかし、ボディ部が分厚いだけあってレンズは沈胴時に約11mmしか本体前面から飛び出しておらず(伸張時には約31mm飛び出す)、電源OFF時での奥行きは64.5mmと、C-4040ZOOM(70mm)よりも短く、S85(64mm)と同程度に収まっている。実際に持ってみると本体の厚みには安定感があり、グリップ感は良好だ。



電池は底面から本体右側部に、CFカードは背面からグリップ部に挿入する。液晶部の盛り上がりはボリュウムを感じるデザインだ。三脚孔は底面左側の端のほうに位置している。

 レンズ周囲のリングはホールド時に左手を副えるのに利用できるほか、オプションのコンバージョンレンズアダプタ(3000円)を装着するためのネジが内側に切られており、アダプタを介して1.5倍望遠/0.7倍広角/マクロなど各種コンバージョンレンズを装着できる。

 本体上面の左側には撮影モードを設定する2重のモードダイヤルがあり、外側のリングは「1枚撮影/連続撮影/動画/パノラマ/オートブラケッティング」を変更し、内側のダイヤルは「オート/プログラム/絞り優先/シャッター速度優先/マニュアル/ベストショット撮影」を切り換える。右側のシャッターボタン手前(背面寄り)にある“セレクトダイヤル”は、各種のモードをワンタッチで選択するもので、背面の液晶モニタの左に並ぶ4つの機能ボタンを押しながら回すことで、測光方式やホワイトバランス、フォーカス方式の切り換えを軽快に操作できる。



背面の右端はCFカードスロットとなっている。グリップしたときの親指の位置は上面セレクトダイヤルにもズームレバーにも届きやすいようになっているが、位置的に若干中途半端で、ズームレバーがもう少し上にあっても良かったように感じる。

 背面にはズームレバー(上下に操作する)やスティック状のカーソルキー(プッシュで決定キーとなる5WAYタイプ)が配置されており、直前の撮影画像を確認できるPreviewボタンや液晶モニタのON/OFFを行うDisplayボタン、液晶モニタの左横には前述の機能ボタンが並ぶ。

 このようにダイヤルやボタンは非常に多く、従来の「QV-3500EX」「QV-2900UX」「QV-2400UX」が少ないボタンの組み合わせやメニューからの多くの機能を選択できるようになっていたのとは対照的だ。しかし、撮影時の操作のほとんどをスイッチ類だけで設定でき、上面中央にあるモノクロ液晶には現在のモードのほか絞りやシャッター速度も表示されるため、液晶モニタのメニューを呼び出すことなく銀塩カメラ的な素早い操作が行えるのは魅力だ。

 本体下面には電池スロットがあり、単3×4本もしくはリチウム電池パック「CR-V3/CR-V3P(松下電池製)」(単3×2本分のサイズを持つ一次電池で、オリンパス製デジタルカメラが使用する「LB-01」と同一)×2本で動作する。電池駆動時間は、アルカリ乾電池ならば約1時間15分、ニッケル水素充電池ならば約1時間40分、リチウム乾電池ならば約3時間、リチウム電池パック(CR-V3P)ならば約3時間25分の撮影が可能だ(いずれもメーカー公称値)。

 実際利用したところ、ニッケル水素充電池(1600mAh)を装着して3時間強の断続的な撮影(60枚程度)で電池残量表示(3段階)が1/3まで減る程度なので、ヘビーユースでなければ丸1日持ち歩いても大丈夫だろうが、できれば予備の電池を持っていたほうが安心できるだろう。



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