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提督の決断IVファーストインプレッション 5年分の進化のほどを存分にご覧あれ!
提督の決断IVファーストインプレッション
コーエー
価格未定(今冬発売予定)
045-561-4666
http://www.gamecity.ne.jp/


Printable Version 2001年1月15日

かつて、「信長の野望」「三國志」に次ぐ大ヒットを記録したコーエーの海戦SLG「提督の決断」シリーズの最新作が、2001年3月に輝かしい復活を遂げる。「提督の決断IV」の内容については、特別インタビューをはじめ、すでに何度もご紹介してきたが、今回ようやく実際のゲームに触れることができたので、お待ちかねのファーストインプレッションをお届けしよう。

ゆったりとした展開ながら緊迫感に満ちた海戦シーン

今回も最新画像をたっぷりご紹介。画面はキャンペーン開始時の様子。IVも歴史イベントは静止画とテキストで行われる。

 まずは、本作最大の醍醐味である海戦シーンの模様からお伝えしていこう。画面を見て最初に驚いたのが、艦船/航空隊ユニットの動きのゆるやかさだ。IVの海戦システムは、スタートと同時に双方の全艦隊が一斉に動き始めるリアルタイム制を敷いており、ジャンル的にはリアルタイムSLGに含まれる。このゲームジャンルでは、通常ゲーム性を重視するため、船舶ユニットは、現実には考えられないような機敏な動きをするものだが、本作のユニットたちは実にゆったりとした動きをする。類例が見あたらないため、具体例を挙げるのは難しいが、あえて挙げるとすれば「Age of Empires」の投石機ぐらいだろうか。



プレイモード選択画面。「キャンペーンゲーム」「ショートゲーム」「ゲームロード」「戦史」「機能」「ヘルプ」などの各種ボタンが確認できる。キャンペーンゲームとショートゲームのシナリオ/陣営選択画面は次のページに掲載している。

 艦隊の移動は、縦列隊形で先頭の艦に後続が付いていくような形で行われる。もちろん、艦の方位を瞬時に変更することはできず、たとえば、北上する艦隊に対して東に進むように指示を与えると、遠心力に従って、綺麗な円弧を描きながら、徐々に目的の位置へと進んでいく。この艦隊移動を実現するために、ユニットの向きを32方位も用意したという。画面構成の近いタイトルとしては、同社の「鋼鉄の咆哮」があるが、ああいう小忙しさは本作にはない。弩級戦艦大和の46p主砲を放つに相応しい、どっしりとした雰囲気が実に新鮮だった。もっとも、逆に言えば、艦隊の前に水柱が立ってから行動を開始しているようでは全然間に合わないわけで、艦隊の指揮には、陸上基地の位置や敵艦隊の進路を予測したある程度の読みが必要不可欠になる。まさしく“提督の決断”をリアルタイムで要求するゲームになっているわけである。




これはショートシナリオ「坊の岬海戦」の模様。中央右寄りにわらわら見える青字の群が米軍の空母艦載機。これから大和攻撃へ向かうところのようだが、目の前の巨艦が大和! よく見ると画面左側には日本軍の駆逐艦が米艦隊の間を割って侵入しており、実は米軍押されまくり。

 なお、今回も空母艦載機の攻撃は圧倒的に強い。複数の航空隊から一度に狙われるとほぼアウトで、標的艦の周囲を凄まじい数の水柱が覆い、一瞬で轟沈するシーンが何度も見られ、戦術の要訣“先制と集中”は、本作でも健在といった感じだ。艦載機による攻撃の手順は、空母をクリックして「空撃」を選び、偵察機が発見した敵艦隊もしくは基地を右クリックするというもの。発進までには空母の練度によって若干の時間がかかり、また、発艦後は目標を途中で変えることができない仕様になっている。つまり、発艦準備中に敵艦載機に狙われたり、敵基地に向けて攻撃隊が発進したあとで、偵察機が敵空母部隊を発見して大いに焦る、というようないわゆるミッドウェー海戦に近いケースもありえるわけだ。

こちらの画面は、紺碧の波間が広がる大西洋海戦の模様。独軍の駆逐艦が英軍に対して魚雷攻撃を仕掛けているようだ。画面上にいる英戦艦はプリンス・オブ・ウェールズか? 駆逐艦部隊の展開模様が美しい。

 基地航空隊については、従来の作品では完全にコンピュータ処理だったため、空母艦載機に比べて印象が薄かったが、今回は偵察に攻撃にと縦横の活躍をしてくれて、非常に心強い存在になっている(操作はコンピュータが行う)。それだけに敵に回せばやっかい至極だ。プレイ中、あまりに基地航空隊の攻撃による被害が大きいため、「敵の基地には寄りつかずに敵艦隊撃破だけ狙ったほうがいいですね」と弱音を吐いたところ、開発プロデューサーに「そういうときは、夜間に最大戦速で基地の近くに急行して、夜間砲撃で一気に陥としてしまうのがいいですよ」と教えていただいた。もちろん、それを見越して、基地の近くに駆逐艦部隊を配置させておき、忍び寄る敵戦艦を一気に叩くという戦術もあり得るわけで、航空機不在の夜戦も虚々実々の駆け引きをたっぷり堪能できそうである。




少しわかりづらいが、独戦艦ビスマルクが陸上の基地(画面右下)に対して夜間砲撃を仕掛けているところ。基地が赤く燃えているのが見えるだろうか。よく見ると、5時を過ぎて、すでに朝を迎え、基地航空隊が発進中。さあ、どうしようか?

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